【レビュー】Waves Kramer Master Tape

Waves社のエディ・クレイマー監修によるKramer Master Tapeを使ってみたのでレビューというか感想。

参照された実機はAmpex 350とAmpex 351。テープサチュレーションの中でも懐かしい音というか、太く温かい個性的な音作りが可能になる部類のプラグイン。テープシミュだけを切って真空管&ディレイだけでも使える点も面白いところ。

TAKE1・ナチュラル TAKE2・Kramer Master Tape ↓

・MONITOR
ONでテープを通した音になる。OFFでテープ部分だけがOFFに出来る。OFFにすればテープシミュ部分だけを除いた音作りが可能になり、真空管シミュレーション&ディレイだけを通した音になる。この辺りがテープサーチュレーターとしては個性的なプラグインと言える所以だ。

・SPEED
1.5と15でテープスピードのコントロールシミュレーションを行う。

・BIAS
高い周波数を混ぜる、バイアスのコントロール。

・RECORD LEVEL
録音レベルの調整。

・PLAYBACK LEVEL
再生レベルの調整。

・FLUX
磁束をシミュレートするツマミ。上げると音が歪む。結構音が変わる項目で設定のポイント。

・WOW&FLUTTER
テープの回転速度のムラを再現する項目。

・NOISE
その名の通り。ノイズを追加するツマミ。

・SLAP/FB
スラップ&フィードバック・ディレイの設定。冒頭でも述べたとおりMONITORをOFFにするとREC LEVEL PLAYBACK LEVEL DELAYのみがONになるのでテープシミュレーターの枠を超えての音作りが可能。

・DELAY TIME
ディレイタイムの調整ツマミ1~500msまで調整可能。

・FEEDBACK
ディレイのフィードバックツマミ。